二輪デスク

バイクのタイヤ溝の下限(二輪は0.8mm)

126cc以上の二輪(保安基準でいう二輪自動車)のタイヤは、滑り止めの溝が0.8mm以上あることが告示の基準です。四輪の自動車は1.6mmです。溝の深さはスリップサイン(ウエア・インジケータ)で判定してよいと、告示に書かれています。

告示の基準を整理したもので、個別のタイヤが基準に合うかを判定するものではありません。交換の時期は、タイヤの状態とメーカーの案内もあわせて確認してください。確認日は2026年10月20日です。

タイヤの溝の下限(告示の数値)

車両 滑り止めの溝の深さ
二輪自動車・側車付二輪自動車(126cc以上の二輪)0.8mm以上
上記以外の自動車(四輪など)1.6mm以上

出典: 国土交通省 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第89条(走行装置)第4項第2号、e-Gov法令検索 道路運送車両の保安基準第9条第2項。確認日 2026-10-20

溝を測る範囲とスリップサイン

  • 測る範囲: 告示は、タイヤの接地部の全幅にわたって、滑り止めのために施されている凹部の「いずれの部分においても」基準の深さがあることを求めています。サイピング、プラットフォーム、ウエア・インジケータの部分は、測る凹部から除かれます。ラグ型タイヤは、接地部の中心線から全幅の4分の1ずつの範囲です。
  • スリップサインでの判定: 告示は、溝の深さの判定をウエア・インジケータ(スリップサイン)で行ってもよいとしています。
  • 溝以外の基準: 亀裂やコード層の露出などの著しい破損がないこと、タイヤの空気圧が適正であることも、同じ項の基準です。溝が残っていても、破損があれば基準に合いません。お持ちのバイクにリコールの対象がないかは、リコールの調べ方で確かめられます。

出典: 国土交通省 細目告示 第89条第4項第2号・第3号・第4号。確認日 2026-10-20

溝を測る道具の商品例(Amazon)

上の表記は販売ページの記載です。測る位置や、告示の基準を満たすかの判断は、このページの「溝を測る範囲」と取扱説明書、販売店の案内で確認してください。

原付一種・新基準原付・原付二種のとき

上の数値は、保安基準の第9条(自動車の走行装置等)の基準です。原付一種・新基準原付・原付二種は、道路運送車両法で原動機付自転車に分類され、自動車には入りません(点検義務のページで整理しています)。2026年10月20日に、e-Govの保安基準の本則で「滑り止め」を含む条を調べたところ、見つかったのは第9条の1条だけでした。原付のタイヤの溝の数値は、この確認の範囲では見つかっていません。原付のタイヤは、溝の残りに限らず、ひび割れや空気圧も含めて交換の目安をメーカーの案内で確認してください。

バイクのタイヤ溝のよくある質問

Q原付のタイヤの溝は、何mm以上必要ですか?

0.8mmは126cc以上の二輪(二輪自動車)の数値です。原付のタイヤの溝の数値は、e-Govの保安基準の本則を調べた範囲では見つかっていません。ひび割れや空気圧も含めた交換の目安は、メーカーの案内で確認してください。

出典: e-Gov法令検索 道路運送車両の保安基準第9条、国土交通省 細目告示 第89条。確認日 2026-10-21

Q溝が0.8mm以上残っていれば、ひび割れがあっても基準に合いますか?

合いません。亀裂やコード層の露出などの著しい破損がないこと、タイヤの空気圧が適正であることも、同じ項の基準です。

出典: 国土交通省 細目告示 第89条第4項第3号・第4号。確認日 2026-10-21

Q溝の深さは、スリップサインで判定してよいですか?

告示は、溝の深さの判定をウエア・インジケータ(スリップサイン)で行ってもよいとしています。測る凹部からは、サイピング、プラットフォーム、ウエア・インジケータの部分が除かれます。個別のタイヤが基準に合うかは、ここでは判断できません。

出典: 国土交通省 細目告示 第89条第4項第2号。確認日 2026-10-21

→ 原付・126cc以上の二輪の点検義務(日常点検・定期点検・点検整備記録簿)

→ バイクのミラー(後写鏡)の保安基準

→ バイクの保安基準・点検の項目別早見表

→ 新基準原付の最高出力抑制装置の基準と4.0kW超の扱い

→ 原付・250cc以下のバイクに車検はあるか(区分別の一覧)

→ 二輪の排気量別の維持費(軽自動車税・自賠責保険料・車検の有無)