二輪デスク

原付の引っ越し手続き(市内の住所変更と市外への転出入)

原付(総排気量125cc以下)の登録は、住んでいる市区町村に届け出る仕組みです。引っ越しで何をするかは、同じ市区町村の中で動くのか、市区町村の外へ出るのかで変わります。横浜市・千葉市・世田谷区の公式案内で比べました。

このページは3つの自治体の公式案内をまとめたものです。必要書類や、ナンバープレートを付けたまま住所変更できるかは市区町村ごとに異なります。引っ越し前後の両方の市区町村の案内で確かめてください。

引っ越しの場合分けと手続きの早見表

引っ越しの種類することの概要確認できた自治体
同じ市区町村の中で転居住所変更の届出をする。世田谷区は、区内で転居したときと区内で定置場(バイクを置く場所)が変わったときに、標識交付証明書の再交付の手続きが必要としている横浜市・千葉市・世田谷区
市区町村の外へ転出(廃車してから移る)転出前の市区町村で廃車の手続きをし、受け取った廃車申告受付書を新しい市区町村に出して登録する横浜市・千葉市・世田谷区
市区町村の外へ転出(ナンバープレートを付けたまま移る)転出前の市区町村での手続きは要らず、新しい市区町村に標識交付証明書とナンバープレートを出して住所変更の登録をする。一部の市区町村はこの方法を受け付けない横浜市

どの場合も、125cc以下の原付は市区町村の窓口が手続き先です。125ccを超える二輪車は、運輸支局が手続き先になります。

出典: 横浜市 横浜市から転出しますが原動機付自転車の標識(ナンバープレート)はどうしたらいいですか。、横浜市 原動機付自転車等の手続きについて、千葉市 原動機付自転車・小型特殊自動車の取得・譲渡・廃車・住所(氏名)変更等の手続きについて、世田谷区 原付バイク・キックボードの登録・廃車・住所変更手続き・証明書の再交付。確認日 2026-10-09

同じ市区町村の中で引っ越すとき(住所変更)

横浜市は、転居や結婚で住所や氏名が変わったときを「住所変更・氏名変更」の手続きとして案内しています。必要なのは、廃車済みの場合の廃車証明書、未廃車の場合のナンバープレートと標識交付証明書、本人確認書類です。ただし、住んでいる区のナンバープレートの場合は、ナンバープレートは不要とされています。

千葉市の案内では、住所変更に必要なものは標識交付証明書と届出者の本人確認書類です。市内のどの市税事務所・市税出張所でも手続きできます。

世田谷区は、区内で転居したときと区内で定置場が変わったときに、標識交付証明書・廃車申告受付書の再交付の手続きが必要になるとしています。申請書をダウンロードして記入し、窓口か郵送で申請します。手続き後に証明書が返送されます。窓口手続きの詳しい比較は、標識交付証明書・廃車申告受付書の再交付で整理しています。

千葉市の案内には、平成22年10月8日までに交付された区名入りのナンバープレートを持っている場合の注意も書かれています。区をまたぐ住所変更では、区名のナンバープレートを返納し、市名のナンバープレートの交付を受けます。

出典: 横浜市・千葉市・世田谷区の上記ページ。確認日 2026-10-09

市区町村の外へ転出するとき(廃車と新規登録)

千葉市は、転出のときは廃車の申告をし、転出先の市町村で新規登録の申請をするよう案内しています。廃車に必要なものは、標識交付証明書、ナンバープレート、届出者の本人確認書類です。

世田谷区の案内では、転出も通常の廃車手続きに含まれます。必要なのは、廃車申告書、世田谷区のナンバープレート、標識交付証明書、本人確認書類です。ナンバープレートを返納できない場合は、弁償金200円が必要です。

横浜市は、廃車せずにナンバープレートを付けたまま新しい市区町村で住所変更登録をする方法も案内しています。この場合、横浜市での手続きは不要です。ただし横浜市は、一部の市区町村では未廃車の車両の住所変更登録ができないとしています。その場合は先に廃車します。どちらの方法を選ぶかは、転入先の市区町村に事前に確かめてください。

廃車の手続きは、横浜市・世田谷区とも郵送で受け付けています。他の市区町村のナンバープレートの車両は、横浜市では廃車の手続きができません。千葉市も、他の市区町村の標識の廃車だけの受付はできないとしています。

出典: 横浜市・千葉市・世田谷区の上記ページ。確認日 2026-10-09

転入先で登録するときの必要書類(世田谷区の例)

転入前の状態転入先で必要なもの
転入前に廃車済み標識交付申請書、廃車申告受付書、届出者の本人確認書類
転入前に廃車していない標識交付申請書、前の市区町村のナンバープレート、標識交付証明書、届出者の本人確認書類

世田谷区は、転入の手続きが済んでいない場合は、先に転入の手続きをしてから登録するよう案内しています。原付の登録は郵送ではできず、窓口での手続きです。

出典: 世田谷区 原付バイク・キックボードの登録・廃車・住所変更手続き・証明書の再交付。確認日 2026-10-09

届出の期限と、4月1日の課税基準日

千葉市は、申告事項に変更があったときの申請期間を15日以内、廃車した場合を30日以内としています。ほかの2自治体のページには、期限の日数は書かれていませんでした。

世田谷区は、軽自動車税(原付にかかる税金)が4月1日現在の所有者にかかるとしています。届出をしないと、持っていない車両の納税通知書が届くことがあります。千葉市も、手続きを忘れたために納税通知書が届いたり、逆に届かなかったりする例が多いとして、本人が直接手続きをするよう案内しています。

出典: 千葉市・世田谷区の上記ページ。確認日 2026-10-09

このページで確かめていないこと

3自治体以外の市区町村の扱い、手数料の有無、オンライン申請の可否、引っ越し当日にナンバープレートを付けたまま走ってよい期間は確認していません。住民票の転居届や転出届の期限は、原付の手続きとは別に市区町村の案内で確かめてください。

引っ越し手続きのよくある質問

Q手続きを家族や知人に頼むことはできますか?

世田谷区は、登録の手続きを他の人に依頼する場合に作成する書類として、委任状を案内しています。区の案内ページに様式(Word)が置かれています。横浜市と千葉市で委任状が必要かどうかは、本ページでは確認していません。

出典: 世田谷区 原付バイク・キックボードの登録・廃車・住所変更手続き・証明書の再交付。確認日 2026-10-09

Q事情があって転入先に住民登録ができないときも、原付は登録できますか?

世田谷区は、事情により区に住民登録ができない人が区内に原付を置く場合について、別の書類を求めています。住民登録している住所を確認できるもの(住民票や運転免許証など)と、原付を置いている住所を確認できるもの(駐輪場契約書や賃貸契約書など)です。この扱いは世田谷区の案内で、ほかの市区町村の扱いは確認していません。

出典: 世田谷区 原付バイク・キックボードの登録・廃車・住所変更手続き・証明書の再交付。確認日 2026-10-09

→ 標識交付証明書・廃車申告受付書の再交付(窓口・書類・郵送の比較)

→ 50ccから新基準原付・原付二種へ買い替える手続きの順番

→ 原付のナンバープレートの盗難・紛失の手続き

→ 新基準原付と原付二種の違い(免許・税金・自賠責保険料の比較)

→ 原付の手続き早見表(廃車・名義変更・住所変更・再交付の窓口と期限)